イノベーション
ISO56000シリーズ、あまり知られてませんが、「イノベーション・マネジメントシステム」です。
中心になる56002は2019年に発行。以降、関連のシステムが順次発行され、今年で概ね完成。
日本では56002の発行を受け、令和元年に「日本企業における 価値創造マネジメントに関する行動指針」が経産省から提示されています。いろんな経営者のコメント集みたいな内容で、若干具体性には欠けてます。
面白い内容ではあるけど、イノベーションじゃなくても経営はそうした方がいいんじゃないの・・という印象です。
米国ではスタートアップも大企業も、イノベーティブな商品やサービスを生み出せているけど、日・欧はそうでもなくて焦りもある・・というのが背景かと思います。
マネジメントするもんじゃないよね・・というのが私の本音。
イノベーションを起こさせたいなら(取り組ませたいなら)、マネジメントしないようにマネジメントせよ。
イノベーションを成長させたいなら(出てきた発想を事業につなげたいなら)、しくみを変えよ。(形式的に切り離せ)
みたいな感じかな。
先の「行動指針」でも、これまでと違う取り組みや制度への許容にも触れてはいましたが、端的に言えば「例外を認める方法をどうやって既存のシステムに組み込むか」なのだと思います。
1つの組織の中で2つの制度ができてしまうようなものなので、まじめな会社ほどちょっと難しい。制度 ≒ 文化ですからね。
今年、認証規定(56001)も発行されました。
認証されたらイノベーション出るのかなと、興味津々。