それもですか!
参りました。
日経産業新聞の記事によれば、「シャープは昨年11月に開催した初の単独技術展示会「テックデイ」で、液晶テレビの技術とAIを融合して繊細なにおいの判別を可能にした「AIにおいセンサー」を公表した。会場ではワインの嗅ぎ分けを実演。1分ほどで種類を判別した。」とのこと。当時TBSとかでも流れてたみたいですね。乗り遅れ。
従来のにおいセンサは、金属線やMEMSに化学物質を吸着させて電流変化などを見ていたと思うのですが、シャープはプラズマで対象ガスをイオナイズした上で、電極管内を通して電極に吸着させ、電流値を検出しています。
面白いのは、印加する交流の振幅とそれに加えてオフセット電圧とを変化させることで、物質が電極に到達する時間を変化させることができ、それを利用すれば物質が判別できる点。ガスクロのイオン版?
従来方式よりも再現性や応用範囲が期待できそうです。
データを統計的に整理して、学習したコメントや豊富なボキャブラリーを並べていく・・・、ソムリエが編み出しエキスパートが学んできたそんなプロセスも、「センサ+AI」君にはお手のものでしょう。
コンサルもそのうちAIに取って代わられると思ってはいましたが、ワインエキスパートもですか!とほほ。