なるほど!
「relay」、株式会社ライトライトさんが運営する事業承継マッチングプラットフォームです。
TVとかでも取り上げられてたりするので、ご存じの方もいらっしゃるかも。
小規模事業者にフォーカスして、街の小さなお店を誰かに引き継いでもらって、事業を承継するだけでなく街も活性化するみたいな活動をされています。
知らなくはなかったけど、セミナーでお話を聞いて、なるほどと思った点が2つ。
「ノンネーム」でなく「オープンネーム」
事業の売り買いの場合、昔は、事業がうまくいかなくなって売却・・といった話が中心だったと思うのですが、(大企業は今でもそうかも)商店街にあるような個人経営のお店は違ったりします。(黒字の場合すらある)
それなり大きさの企業なら、まずは企業名を出さずに一般的な企業概要だけ示して興味を示す買い手を探すことになります。
そうじゃないと、「あの会社大丈夫?」「債権回収しようか」「転注する?」「雇用続くの?」みたいな、社内外の信用不安が発生してしまうからです。
個人商店とかは、そうじゃないですよね。従業員も家族だけだったり、取引関係も固定化されてなかったり・・。
小規模に絞ることで、企業情報をオープンに示すことができて、結果的に後継者や買い手が手を上げやすくなるという話でした。なるほど!
「事業承継は事業のリノベーション」
とはいえ、商店街にあるかなり年季の入った店舗とかですよね。雰囲気があるとかレトロとか言ってみるのでしょうけど、やはりテコ入れが必要。
事業で今の時代に活かせる部分を残しつつ、ビジネスモデルを変えていくみたいな発想を組み合わされています。
起業したい、と思っているような方には、意外と初期投資を抑えつつ新しいことができるのかもしれません。固定客も最初からいたりするしね。
M&A系の若干うさんくさい話もある中、商店街の小規模事業を活性化させて街もにぎわう活動は良い。応援していきます。