カスハラ
難しい問題ですね。私もカスハラしてしまいそうなシチュエーション、ありますよ。
飲食業やサービス業とか、組織的な対応をし始めているというニュースも出ていましたし、企業や官公庁がカスハラ防止の対応規定を定めている例も、少しずつ報道されるようになってきました。
一方的に理不尽なことを言われているのはかわいそうですよね。担当の方々が言われっぱなしじゃない状況を作るのは、良いことだと思います。
最近は、公的機関や金融機関の対応は昔に比べて良くなった印象があります。ネットの普及や予約制度の理解の寄与もあるでしょう。
相変わらずなのは、通信キャリアや家電メーカーとかですかね。
家電製品はボリュームゾーンの顧客にあった仕様にしがちでしょうから、どうしても一人一人の「当たり前」から外れてしまうことになります。分かっていても、「なんでこんな仕様なの!」とつい思ってしまいます。
通信キャリアやネット企業はダメですね。最初から顧客対応は割り切っているのでしょう。でもどこかを使わざるを得ないという思いが、何かあった際の文句をエスカレートさせる要因になっている気がします。
いずれにせよ、そんな場合の文句がどんどんエスカレートしてしまうのがカスハラですよね。後から振り返ると大人気なくて恥ずかしいので、私も意識していきたいです。
ちょっとだけ小言を。
大抵の場合は、企業の本体や機関の上部のきまりごととか、経済合理性の観点で切り捨てた対応内容だったりとか、そういったことと自分の基準みたいなものとのGAPが、怒りを生んでいるのだと思います。
その際に、本当に意見(文句)を伝えたいのは、面前や電話で対応してくれる方ではなく、そのもっと向こう側にいる人たちに、ということですよね。
なので、とりあえず一方的に被害を被る方への手当てとしてのカスハラ防止策はよいとしても、本質的に個人個人が感じている不満を受け止める方法が出てこないと、結果的に不満の総量は変わらないかも。
技術の進化で、AIアバターがクレーム対応と理由説明や解決策提示をしてくれるようになるのかもしれません。期待しましょう。意外と人間的だったりして・・。