デジアナからのアナデジ

人間ドックを申し込んでみました。何度か受けてましたが、九州では初めて。
商工会議所からもらった申込書で手続き。えっ!FAXで送るの?

Faxとかありませんよ。今どき使わないでしょ・・。
デジタル化が進んだとはいえ、まだまだ紙ベースで仕事をしている実態がありますね。
余力の小さい小規模企業は仕方がないとしても、中堅クラス以上はペーパレスにこだわって欲しい気がします。

そんな観点に公的機関が絡んだ2件。

中小企業庁のHPで公開される診断士の登録情報、なんとなく一度出力したものをスキャンしている匂いがします。
(少なくともR5年8月やR5年4月登録分は明らかです。官報に載らなくなって掲載はここだけになりましたが、自分が登録された8月分を見て愕然とした覚えがあります。)
元の資料は多分Wordですかね。なぜそのままpdfにしないのか。一度アナログを介して情報を劣化させるという驚き。
なんらかの手続きのせいなのでしょうね。(なのでデジアナからのアナデジ変換)

とある公的機関の案件審査。紙が回ってくるわけではありませんので、デジタル化は進んではいます。
内容的にはExcelで作られた1枚。規定のフォーマットでいろいろな審査対象項目が並びます。よくありますよね。
項目的にも吟味されていて審査資料としては十分です。問題は、おそらく紙で出力する前提で作成されてしまっていること。
結果的に情報量も限られ、PC上では一瞥しづらく、現場では非公式資料としてPPTが別立てされてしまっています。
民間企業とかでも同じでしょう。もともとの規定に基づいて紙ベースの資料をデジタル化しました的な・・。

ここまでデジタル化が進んできたのだから、紙ベースの発想ではなくCMS(コンテンツマネジメントシステム)的な発想でデータを扱ったら良い気がします。
必要な項目がリストになっていて表示され、その項目ごとに入力できるシートがあり、各シート単位でどう並べるかは使い手次第みたいな・・。Webのデザインに近いですね。
最近の若い人たちなら、もうA3・A4が1枚とかの概念もなくなるんじゃないかな。全体を一瞥するのも、AIに要約してもらって項目の色付けしてもらうとかね。

積み上げてきた方法やノウハウからの脱却は難しいでしょうし、世の中的にはまだアナログに頼らざるを得ない方も多いでしょうからそう簡単ではないと思うけど、IT補助金とかは、もっとベーシックなところに使ってもいいんじゃないの。

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