因果

実質賃金、相変わらずマイナスですね。補助金効果もあり夏場は一時的にプラスでしたが、やっぱり弱い。
物価上昇が少し落ち着きそうなので、この先トントンということのようです。

賃金上がる→消費が増える→企業が儲かる→賃金上がる→ みたいな好循環を期待したいですが、実態は
賃金上がる→物価も上がってるし節約する+投資に回そ→一部の金融業だけ好循環・・だったりして。

人事研修のテキストを作っていて、使おうと思っていたストック材料を漁ったら、気になっている記事があったのを思い出した!

こちらのグラフ。7/11日本経済新聞の記事にありました。
どうでしょうかね。グラフのタイトル。(実際には記事本文もです)
「年収を上げた企業の成長は著しい」ですか?
えー、ダメやろ。

「いやー、売上増やすの簡単ですわ!給料上げてみなはれ!」ってこと?
(なんで関西弁になってしまうのかも疑問ですが、それは私の問題なのでさておき)

「因果」だったら逆じゃない?
みなさんも思うでしょうけど、「年収上げたら・・」ではなく、「売上が上がるので年収も上げられた」じゃない?
(もしもタイトル通りにしたいなら、せめて計算は1年ずらしにして給与は1年前のを使いたいよね)
これは「相関」止まりな気がします。

そもそも大企業の企業成長って、給料上がってみんな頑張ったから・・じゃないよね。それなりに大きくなってきたら、成長(売上)は多分に戦略の寄与が高くなると思います。
成長戦略が正しく描けた→うまく実行できた→売上上がった→給料も増えた という循環じゃないのかな。
売上じゃなくて部分的な利益向上に関してなら、社員ひとりひとりの頑張りの寄与もありそうだけど。

もしこの記事の通りなら、弊社も給料爆上げしたい!

ついでに弊社の研修用テキストから。

赤字は誤差の方向。

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