左右ではありませんがLとRの話
クラウドストライク社、やっちゃいましたね。
結構な大規模トラブルになっていました。850万台という数値よりも、そのせいでトラブルに巻き込まれた方々が大変でしょうね。
MSによれば「Windows搭載PCの1%ですけどね・・」的なコメントも出てますけど、今それ言わんでもいいやろ。
うちはMacなので他人事だったりしますが、空港とかで巻き込まれてたら怒っていることでしょう。
デジタルのプラットフォーム化が進むと、世の中のシステムにも影響が大きく・・みたいな話は皆さんしているでしょうから、今回も私独自の視点で切り込みます。
ネタは「cloud」と「crowd」。日本語ではどちらもクラウド。英語だと(発音記号は)"kloud"と"kroud"。うーん、LとRで違うんだ。
liceとriceの場合は、最初に”ウ”を入れるかどうかで頑張ります(実際には文脈で分かる)が、今回のようなはっきりしない単語で途中にあるLとRだと、日本人には絶対わからんでしょう。
「クラウド」は外来語として最近特に使われますが、クラウドコンピューティングのクラウド「雲(cloud)」とクラウドファンディングでのクラウド「群衆(crowd)」は、実は違う英単語でした。
NHKの英会話でも先日解説されてましたが、知らずに使っていた方も多いことでしょう。
さてなんでこんな話になったかといえば、問題を起こしたクラウドストライクはセキュリティソフトウェアの提供元。
なんとなく、イメージはクラウドコンピューティングっぽくないですか。
実際はCrowdStrike社。「群衆」の方のクラウドでした。
企業名の由来がわからなかったので勝手なことは言えませんが、とにかくややこしい。発音のビミョーな違いも聞き分けられない。ネイティブには分かるんでしょうかね。
ちなみにHPには"CrowdStrike Falcon Cloud Security"とありました。発音の教科書に載っちゃいそう。