技術進化に追いつけない

仕事の絡みで、生物食品研究所を訪問させていただきました。
みなさんの取り組みや設備も案内してもらいとても勉強になったのですが、勉強不足を痛感した一例。

オックスフォード・ナノポアテクノロジーズのMinION(ミナイオン)を使っての研究内容が掲示されていました。
えー!こんなおもちゃみたいな(失礼)装置で遺伝子配列とか分かるの?
よい画像が企業HPにはありませんが、ググってもらえばいろいろな方が使用状況など掲載してくれています。装置自体は小さいけどデザインもカッコいいです。
驚きたい方は調べてみてください。

私は恥ずかしかったけど、その場で訊いてみちゃいました。
樹脂膜にナノサイズの穴が開いたたんぱく質が埋め込んであり、この穴を長鎖DNAが通過する時の電流の値を測定しているらしいです。
私の知っていた遺伝子検査装置は、たぶん化学反応を使ってAGCTを判別していたと思うのですが、なるほど電流ですか。
精度は落ちるけど、簡単(PCにUSBで接続!)だし早いようです。
どうやら、遺伝子一つ一つというより、まとまったサイズでの電流を見てパターン的な判別を行なっているようにも思えましたが、私の理解力ではここまで。残念。
ただ素人考えかもしれませんが、4つの要素によるたくさんの組み合わせごとに得られる電流が異なるのであれば、そこから遺伝情報や遺伝子群が持つ特性などを判断する、というロジックは面白いですよね。他の分野にも応用できそうな。

最近はノーコードの進化やLLMなどに置いていかれつつあって、若干焦っていましたが、トドメを刺された感じ。
反省して勉強ですね。

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