私も理論通りです
カーネマン、お亡くなりになりましたね。ご冥福をお祈りします。
90歳だし、なんとなくみんなが感じていた理屈と現実の乖離を、あれだけの理論ですっきりさせたという素晴らしい功績も残したので、おそらくは思い残すことなく天に召されたことでしょう。
「プロスペクト理論」として「損失回避の原則」などを示されたことで有名です。
「ある金額を得た時よりも、同じ金額を失った時には2倍の痛みを感じる」とか、「確率的には同じ金額を失うはずでも、確率が低い(金額は大きい)方を選らぶ」とかだったですよね。グラフを初めて見た時に感動しました。
その特性を踏まえた戦術がプロモーションなどに多く活用されています。
数学的には同じ金額の程度・確率なのに、人は合理的ではない反応をするということだと思います。その通り!
人は単純な科学だけでは動いていないのです。
私が証明です。うなぎも(本当は梅で我慢したいのに)松竹梅の竹をついつい選んでしまいます。統計的に(やらないよりは)得だと分かっていても株の損切りも躊躇します。これが現実!