続:日本人と日本
先日、気候変動対応に関しての話の中で「日本企業の判断基準が『できる/できない』になってしまっている。」という意見がありました。
最近ではSDGsなどが一例かと思いますが、欧州社会によくある「ビジョンが先に立って計画が付いていく」こととの対比と理解しました。
chatGPT君に整理してもらったところ、歴史・法制度・産業構造の違いを挙げてくれています。(下の方にあります)
絶対とは言いませんが、相対的にはそうでしょう。
この違いをチャンスに活かしつつ、さらには欧米の考え方や姿勢を正しく理解して自分たちも使えるようにする、そんな変革が必要な気がします。留学とか海外駐在とかをもっと制度として応援してもいいのかも。
と書きつつあったのですが、Z世代にはどうなのでしょう。世界中(言い過ぎかも)のZ世代、なんとなくみんな似たような生活で育ってませんかね。彼らが経営に携わる頃には均一化された判断基準になってたりとか。もしくは生成AIが決めてくれたりして・・。
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日本では、規制はしばしばリスクとして捉えられます。これは、規制順守が企業の業務に追加の負担をかけることや、新たな規制が市場やビジネスモデルに変化をもたらすことを心配することに起因しています。一方、欧米では規制をチャンスと捉える文化が存在することがあります。これは、規制変更や新たな規制の導入が新たな市場やビジネス機会を生み出す可能性があるという考え方に基づいています。
日本と欧米の規制に対する異なる捉え方や特性が生まれた背景には、以下のような要因が関与しています。
- 歴史的・文化的背景: 日本と欧米の歴史的・文化的な背景の違いが、規制に対する捉え方に影響を与えています。例えば、日本の伝統的な価値観や経済システムは、従来から安定性や秩序を重視してきました。このため、規制が市場の秩序を維持する手段として理解され、安全性や品質の確保などに対する期待が高まりました。一方、欧米では個人の自由や競争が重視される傾向があり、規制が市場への介入や制約として捉えられることがあります。
- 法律制度の違い: 日本と欧米の法律制度の違いも、規制に対する捉え方に影響を与えています。日本の法律制度はしばしば法令遵守や規制順守を強調し、規制順守を法的義務として規定することが一般的です。一方、欧米の法律制度では、市場の自由競争や個人の権利を重視する規制環境が形成されています。
- 産業構造と経済状況: 日本と欧米の産業構造や経済状況の違いも、規制に対する捉え方に影響を与えます。日本の多くの産業は長期にわたる規制環境によって成長し、規制順守や品質管理が重要視されています。一方、欧米では競争が激しく、イノベーションや市場参入が促進されるため、規制が新たなビジネス機会を生み出す可能性が高まります。