チャンス到来?
ギグワーカの待遇改善を政府が進めるという記事が出ていました。有休取得や最低賃金の設定を契約企業に求めるようです。
特定の企業からの仕事がほとんどという場合に、雇用相当とみなしてちゃんとした待遇をしなさいよ、といった感じでしょうか。
感覚的には一長一短な気もします。不利なギグワーカの立場を守る、トラブルを予防するといったねらいだと思うのですが、ひとくくりの対応って、うまく進めている方々には概ね余計なお世話や足枷になったりしますからね。
あと、どうしても雇う・雇われるという感覚が残るでしょうから、雇う側の意識を変えないと難しい場合もありますよね。
パートナーシップ構築宣言の時と同じニオイがしますな。
などと、他人事と思っていたら、「フリーランス・事業者間取引適正化等法」が11/1から施行だった!
タイトルから、個人事業主さんの話でしょ・・と思い込んでましたが、中小企業庁や内閣府のサイトを見てみると、ひとり法人も対象でしたね。
こちらの制度も、弱い立場を守ってくれるという(温かい)ものなのでしょう。ただ少なくとも発注側の手間は増えるようです。
それなりの規模の法人は今のままの対応でも良さそうに見えますが、事前の確認で書面を揃えたりとか、コンプライアンスが確保できる体制を確保したりとか、企業規模によっては負担かも。
公共機関や団体とかも、このあたり怪しかったりします。
2年くらい前には、バイトの社会保険適用が拡大されたりしました。
制度が変わる背景には、働き方の多様化や雇われる方の保護がより意識されるようになったことがあるのでしょう。
たしかに、転職・起業・副業・定年廃止・女性の活躍・アルムナイ・スポットワーク、変わってきてますね。
コンサル的には歓迎です。変化はチャンスだったりしますからね。