トランプとDEI

DE&I、DEIと表記する方が多いですかね。多様性(Diversity)・公平性(Equity)・包摂性(Inclusion)の頭文字。
お恥ずかしい話ですが、Eは「Equality」だと思い込んでおりました。反省。

トランプさんが言いたい放題している結果、久しぶりに注目されています。
多くの人が心の底でちょっとは抱いているような自己本位的な気持ちを、思いっきり全面に出す人ですからね。スタイル自体はある意味うらやましい。

マイノリティや特定人種に対する差別の積極的な是正、「アファーマティブ・アクション」と呼ばれるような取り組みが進んできました。
アメリカでは、大学の入試枠の設定とかのように逆差別じゃないのかとか、そこまで必要?みたいな議論はありましたからね。

DEIの範囲が広いから、部分的には「どうかなぁ」とか心の中で思っていた方もいらっしゃるでしょう。
個人的には、本人のせいじゃない要素のせいで不利になる(親の貧困、肌の色、先天的な障害・・・)ことに対しては、なんらかの手を差し伸べたいと思ったりします。
逆に、本人起因に関してははしょうがないだろみたいな気もしてます。(不摂生で病気になった人に保険使って欲しくない・・みたいな話に似てるかな)

私の小さい頃は、「みそっかす」扱いされたり、いつも馬鹿にされたりするメンバーもコミュニティ内にいて、でもなんだかんだで集団に交わって遊んで、扱う側も最低限の(場合によっては結構な)配慮はしていた気がします。
本人は嫌だったかもしれないからあまり偉そうには言えませんが、でも制度や法で押し付けられるのではなく、なんとなくそれなりに誰もを尊重するようになった方がいいかな。
DEIにあてはめて言えば、Equityを決まり事で推し進めなくて良いようなInclusionが醸成されれば・・という考えかもしれません。
でも現実は、そういう社会になるためにはE施策が必要で、それを続けていけば、いずれそれがなくてもIが当たり前になる、ということなのでしょう。難しい!

話は戻って、米国の企業に関しては、マクドナルド、フォード、トヨタなどもDEI施策を変更したとか。
間接的にですがメタとかも同じ感じですかね。
我らがアップルの取締役会は正面切って反対したそうです。

日本企業は現時点、実害もないのでDEI堅守という感じでしょうけど、世の中の風潮に流されやすいお国柄ですからね。
さてどうなるか。

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