また試験?
今日は承継に関する話。
私は親族内承継メインなので、第三者承継のお手伝いはそれほど受けてませんが、特にM&Aはまだまだ増える市場。
経営コンサルとしては見逃せません。
関連した資格制度が創設されるようです。
これまでもM&A支援機関としての登録制度や、知識・スキルマップ(マップには見えんけど)などのガイドライン的なものはありましたが、一歩踏み込んで公的な試験制度を導入し、アドバイザー資格を創設するということです。
現在の制度では、M&A登録支援機関にならないと、補助金を使ったスキームを直接受けられないというくらいの話でしたが、今度はどこまでになるんでしょうか。
中小企業診断士もそうですが、独占業務がないからね。新しい制度も、M&Aコンサルやるなら持ってた方がいい、くらいの話になっちゃうのかも。
その割に、更新の手間や費用が大変だったりとか・・。
報道から中身を眺めてみました。
「中小企業庁は中小企業のM&A(合併・買収)を手掛けるアドバイザー資格を2026年度にも創設する。仲介者に財務や法務の知識と実務能力を求める。中小のM&Aでは悪質な仲介を繰り返す事業者もいる。事業承継の需要が高まるなか、売買時のトラブルを防ぎ、市場の活性化を促す。
資格の取得試験ではM&Aの進め方や財務、税務、法務などの知識を問うことを想定する。仲介時に必要な倫理規定の順守も求める。制度運営は民間に委託する方針だ。中小企業庁の会議で検討を始めており、25年度内に制度の詳細を詰める。」
「新制度では米国の運用事例を参考に資格の取得者の氏名をデータベースに登録し、公表を検討する。倫理規定などに違反した場合は資格を取り消したり氏名を公表したりする。一定の知識や倫理観を担保することで資格取得者への信頼感を高める。」
今の登録制度よりは、敷居を高くするということかな。
似たような制度で、補助金申請絡みの「経営革新等支援機関」登録があり、こちらは規定の講習やテスト、もしくは経験が要件になっています。
それとあんまり変わらない気もしますね。
いずれにせよ、また勉強?財務は得意だけど、税務と法務もですか。なんとなく記憶モノが多そう。

最新ではないけど前回6月の「中小M&A市場の改革に向けた検討会」資料では50問程度との記載でした。
私のようにボケ始めた年寄りにはツラい!