CVC(に絡めた営業アピール)
CVC、たまに見かけますね。スタートアップ投資などに際して、投資(回収)を専門とするVCと違って、企業の成長を主な目的とした投資形態。
自社の領域内の深化・隣接領域への進化・飛地への足掛かり、などが目的なのだと思います。皆さん苦労されているのでしょう。
「イノベーションのジレンマ」や「両利きの経営」などでも、自社のこれまでの延長にない価値の創出がテーマですが、その対応策の1つですね。他にもM&Aや他社との提携、さらには研究部門の切り離し(Gr会社化)とかもあるでしょう。
私が思う日本企業(特に製造業)の課題は、自社と同じ目線・文化で相手先を見てしまう、さらには管理してしまうこと。わからなくもないけど、これまでのやり方の延長で答えが出ないから違う手段を取ったはずなのに、いつの間にか同じやり方の下に収めようとしたりして・・・。
意図してそうしているというよりは、どうしてもそうなってしまうのかなと思います。企業風土は簡単に変わらないですからね。
先日、関電工の方の話を聞きました。デジタル化の取り組みです。
端緒はとある中年の方。Teamsに出てくるアプリボタンが気になっていた中、コロナ禍で現場作業の時間が余ったので触ってみて、そこからどんどん作業改善。
結果的にPlanner+Power Autometeとか、SharePoint+PowerAppsとかを組み合わせ、いくつも自動化・手作りアプリなどを作り上げ、現場作業の効率化につながったそうです。
社内ではこういった取り組みを発表する全社の公式な会議もあり、そこで認められて、現在はDX推進の部門でさまざまな業務改革を進められているとのこと。
CVCを含めた公式な取り組みも重要でしょうけど、非公式なところから生まれてくる成長の芽をどうやって育てるか。ここは我が社の得意分野としていきたい部分です。さらにツールや施策を充実させていきます。(ので、仕事ください!)