ダブルでお得
九州半導体産業展に行ってまいりました。
第一回ということでしたが、主催側・出展側・来場側いずれも概ねよい印象で終わったのではないでしょうか。ご苦労された皆さまに感謝します。
会場がマリンメッセのBだけだったので、ちょっと物足りなさはあったものの、回ってみると相変わらず展示会は面白い!
実力不足の半導体取引拡大アドバイザーとしては、各ブースで教えてもらうこと多々あり。お金のニオイのしない私にも、丁寧に接してくれた出展者の皆さまには頭が下がります。
なんといっても、早期来場登録したらランチチケット1000円!やりすぎでしょ!学べてお金も浮くからね。まさにダブル。来年も期待します。
半導体産業は本当に裾野が広い。周辺も含めたひとつひとつの工程やプロセスに、多くの企業がさまざまな取り組みをされていることに、あらためて感心しました。
その中で、ちょっとベタな技術だけど刺さったネタをひとつ。
ATEN ジャパンさんが説明してくれたリモートアクセスの話。もともとPCのリモート操作なども手掛けていたようですが、今回教えてくれたのは、製造現場の古い設備用PCとつなぐ話。
現場で使われているPC、企業によってはいまだに初期のwindowsだったりするけど、でもシステムの抜本的な入れ替えは難しくて、結果的にデータも吸い上げることができず、デジタル化・効率化に追いていかれるみたいな・・・。
そんなPCをリモートで接続します。つなぐのは画面出力とキーボードやマウスへのI/O。画面を見ながらマウスやキーボードを遠隔で使って操作できるのは、最近ではよくある話だけど、画面に表示される情報を自動で(デジタルデータの取得ではなく、アナログの文字情報として)読み込んでデータ化する、みたいなところは面白い。
PC本体とWANで通信しているわけじゃないので、外部に対しての安全性も確保できるし、なにより現場で仕方なく使っている旧式のPCから、データを吸い上げられる可能性があることに良さを感じました。AIとの組み合わせとかもね。
HPには載ってないけど、意外とウケるツールなんじゃないかな。応援します。