久しぶりにワインの話

久々にワインの話、というか気候変動とブドウの話。

英語の勉強も兼ねて、OIVの最新の推計値を眺めてみました。いずれも2024年の記録です。( )内は対前年変化。

ワイン用ブドウの耕作面積:4年連続で減少(-0.6%)
ワイン生産量:2年続きの気候変動と害虫影響で歴史的な少なさ(-4.8%)、60年間で最低
ワインの消費量:前年からさらに減少(-3.3%)、2017からずっと減少傾向
平均輸出価格:Lあたり€3.6、前年同様高い数値を維持

詳細も読もうと思ったけど、呑みながらの英文は無理!読まずに勝手な解釈をしてみました。

耕作地が減るのはなんとなくわかる気もします。ブドウ栽培、大変でしょうからね。市場も縮小傾向だと、ますます拍車がかかるかも。
生産量は、やはり温暖化や山火事が影響しているのでしょう。代替品種への切替や耕作地の復旧に時間がかかるでしょうから、しばらくは収量が落ちていきそう。
市場の縮小は、中国の影響もあるようです。19%も減ってる。一時期めっちゃ流行ってましたけどね。
供給側と需要側、どっち起因かなと一瞬考えたけど、供給減の主要因が外部環境かつその影響は遅れて出るでしょうから、独立した変化だと考えました。

価格に影響しているでしょうか。取引価格はさておき、末端の売価はそんなに変わってないかな。
私が普段飲みするようなボトルは安いまま。チリ産はその上で良いものが増えてる気もします。

日本に関しての記事もありました。輸入は7.7%減。知らなかったけど輸入の約40%は泡なのですね。その泡の価格も13%弱低下とあるけど、為替だけじゃないでしょうから、こちらも全体で需要減ということかもしれません。

若い人が呑まなくなったり、低アルコール化していたりするようだし、作り手も課題が増える傾向なので、ワイン業界にとっては当面厳しい状況が続くのでしょうか。あと何年呑めるかな。

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