Guess what GESS is
「GESS」そう、私もかつては呼ばれてました。ゲス野郎!
いやいやそうじゃありません。
Gravity Energy Storage System(重力エナジー貯蔵システム)だそうです。
発電した電力で重りを持ち上げて、落下する際にタービンを回して発電する。水力発電の重り版といったところでしょうか。
実際の構想が凄い。なんでも、Burj Khalīfaを超える超超高層ビルを建てて、そこで実現させるらしい。
確かに、発電余剰は貯めたいけど、蓄電池だとスペースも寿命もコストもかかりそうだし、GESSならエレベータと同じような構造でできちゃうんじゃないのと思ったりします。
実際には安全面など課題は多いようですが、既に中国でのプロトタイプも中高層ながら施工が始まっているとのこと。
プロトを経て、最低でも300m、ゆくゆくは1000m級のビルで実現するそうです。
まじめに考えると、少し落とすだけでもかなりの電力になるでしょうから、需要に合わせた位置制御とかが大掛かりになるのかな。
位置エネルギーはmghってことで、高さhだけでなく重さmgも直接効きますね。
重くすればするほど、上げた際の建築物の重心と剛心のバランスが取りにくいとかね。素人考えですけど。
太陽光と重力は確かに安定して無尽蔵なので、高さを使うのが良い気はしますけど、入居するテナントや住人、そんなにいるのかな。