ガバナンス違反?

なんとなくよくある話かも・・と思ったりしました。

福岡県が講演会での講師への謝礼金に関し、実際の講演時間に、実態の伴わない打ち合わせ時間などを加算して算定していたと発表した話。
「規定額は原則1時間当たり最大9千円だったが、1時間弱の講演で10万円を支払ったケースもあった。」

こう書くと、悪いやっちゃな!と誤解される方もいらっしゃるでしょう。
実態は「担当者は先に決めた金額に合うように不適切に事務処理していたと説明した。」ということです。
そりゃそうなるわな、9000円じゃ誰も引き受けんじゃろ・・。講師役となれば、それなりに前後の作業も発生しますからね、私でも微妙。

おそらく以前からこの方法を取っていたのではないでしょうか。
決まりを柔軟に使って、形の上では帳尻が合うようにする、というのは分からないでもない。

本質的には、規定額を見直すことがよかったのでしょうね。改定手続きも面倒なので、やらなかったのかもしれません。
いつものパターンだけど、実行側でなく制度設計側が反省せねばね。あとは内部コミュニケーションや風土かな。
「最大10万円、ただし当初予算内であれば○長の決裁で増額することができる」みたいな形か、「事前の打ち合わせ」「事前準備」をオプションで設定しておくとかで、柔軟性を持たせても良いのかも。
悪用の可能性はあるけどね。仕方ない。

いずれにせよ、きっと担当者は疑問も持たずに処理していたでしょう。最初に始めた方々は「こうして(実態がなくても加算して)使えばうまくまとまるじゃん」と思われていたかもしれません。

今回の発表をきっかけに、見直しとかが他の機関や企業にも及ぶのかな。
「誰も損してないんでしょ?」(そもそも見積もったらこれくらいの金額になっていた・予算は総額で取っていた)とか、「便宜上、他でもこの方法使ってるけど」とか、いろいろな声が出てきちゃう気もします。

みんな真面目だからね、きっとガチガチなルールを作り始めるところも出るでしょう。
「ルールを正しく運用する」のはガバナンスの基本とは言え、無益な作業が増えちゃわないことを祈ります。

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