持っているものを活かす
「9h sleep fitscan」 は、ナインアワーズ(ホテル)のゲストの睡眠の質や呼吸状態などを測定するサービス。
カプセルベッド内のセンサーが体動・いびき音・寝顔画像などを測定し、睡眠レポートを送付してくれるそうです。
(画像は公式ページより)
カプセルホテル、最近は増えてきているみたいですね。若い頃泊まった覚えはあります。酔っ払って寝てしまうだけなら、思ったより密閉感があり、悪くはなかったかも。
最近のカプセルは遮音性やプライベート性も確保されているようで、今回のネタは、そこに高機能なセンシングを組み合わせたサービスです。
たしかに、普通のホテルのベッドじゃ計測は難しいですよね。カプセルだからこそ計測できるというのは面白い発想。
ナインアワーズはこれを「睡眠事業」と位置付けて、「睡眠ビッグデータを使って、世界中の人々を健康にする」というビジョンを掲げています。
「宿泊業」が「健康サービス業」になる可能性があるわけですからね。うまくドメインが拡大できて新規の顧客層を取り込めたり、宿泊の空き時間をサービスに活用して収益性が向上したら面白い。
マーケティングや成長戦略で参考になる事例かも。