BS

テレビの話じゃありません。タイヤでもないですよ。

バイオスティミュラント(BS)、植物の生理作用を刺激して体質改善を助ける物質や微生物だそうです。植物が持つ免疫力を高めることで高温や日照不足などのストレスに強くし、収量を増やしたり品質を高めたりする。
人間とヤクルトみたいな関係?

具体的にはフルボ酸などの有機物「腐植物質」や海藻抽出物、アミノ酸などを指すとありますが、そういわれればHYPONeXとか使ってます!HB-101なんかもそうなのかな。
調べてみたら、2018年に「日本バイオスティミュラント協議会」が設立されていました。欧州はもっと進んでた。

BSの価値を理解するためには、まず「非生物的ストレスの緩和」を知るところから始まる。農薬が解決すべきターゲットは害虫、病気、雑草、生長調節(生物的ストレス:Biotic stress)であるのに対し、BSは干害、高温障害、塩害、冷害、霜害、酸化的ストレス(活性酸素によるダメージ)、物理的障害(雹や風の害)、農薬による薬害など、非生物的ストレス(Abiotic stress)に対する抵抗性を高め、結果的に増収や品質改善を実現しようとするものである。

農薬と肥料のどちらにも当てはまらない「第3の農薬」として注目されているそうですが、国内で明確な定義はまだないようです。
海外では19年にEUが法律で定義していました。
「農業用BSには、作物の生理学的プロセスを制御・強化するために、植物または土壌に施用される化合物、物質および他の製品の多様な製剤が含まれる。BSは、作物の活力、収量、品質および収穫後の保存性を改善するために、栄養素とは異なる経路を通じて植物生理に作用する。」ということです。
うーん、ちょっと難しいですな。以下の2つの図表が理解を助けるかも。

国内での法的な位置付けから。なるほど分かりやすい。それもそうだけど、こんな法律もあるのね。

協議会のHPに載っていたこちらの図も分かりやすいです。
BS、生物農薬、化学農薬の相関関係だそうです。
3軸の要素をうまく説明するチャートに使えそう。
コンサルの話の際、工夫して使ってみたい。

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