ON

「On」、ここ数年ランニングやトレイルからカジュアル履きまで、結構目立ってきましたね。私も持ってます。
先日の世界陸上に合わせて、面白い技術の紹介をされていました。

新たなシューズの製造法「ライトスプレー」。足型にポリマーをふきつけ、アッパーを3分で成形とのこと。
どうせなら足に吹きつけちゃえば・・と思ったのは私だけでしょうか。

それはさておき、「ひとりひとりの足にピッタリ」とかいうのかなと思ったら、「34のパーツが7つになって、CO2削減につながる」のだそうです。脱炭素アドバイザーとしては放っておけない。
耐久性がそれなりにならないと、買い替えサイクルとの関係で実質削減にはならないけど、靴以外にも展開されちゃいそうですね。今後の技術進化には期待しましょう。

吹き付けるという点では、同じような技術の話がちょうどありました。
日産が、バルブシートに世界で初めてコールドスプレーを採用したというニュース。
アルミ合金製のシリンダーヘッド表面にスプレーで被膜を形成して、バルブシートを一体成形したってことですかね。一体化することで、理想の吸気ポート形状に近づき、燃焼効率・熱効率が向上するらしいです。
これまでもレーザークラッドで一体化する技術はあったそうですが、材料の融点以上で溶射するレーザークラッドに対して、低温で加工するコールドスプレーは、材料の変性やポアなどに関して有利なのですね。コストもかな。

私のサラリーマン時代に、社内の研究者が開発した「AD法」もコールドスプレーの一種だと思うのですが、今では半導体関連で大活躍してますからね。溶射系にLock ON!

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