読み出したら止まらない
先月発表された「ものづくり日本大賞」、4月になって時間も作れたので、中身を拝見しています。
内閣総理大臣賞は2件。
1つ目は、福井経編興業株式会社さんの心・血管修復パッチ「シンフォリウム」。患者の組織に置き換わり、成長に追従するという、なんだかすごい技術。細胞の足場になる基材を伸縮可能な素材で作り上げたということみたい。
2つ目は、ナカシマヘルスフォース株式会社さんのAM技術。来ましたね3D。
椎疾患の治療に使う椎体間固定デバイスをチタンのDEDで積層して作ります。固定を確実にするため、従来は骨移植が必要だったところを、骨の配向性を多孔質構造で制御することにより不要にしたとのこと。既に数件の臨床も行われているようです。
単に固定器具をAMで作りました・・というのではなく、椎体を骨移植でなく固定するにはどうすればよいのか→骨の成長の配向性が寄与→それを実現するには多孔質構造が必要→AMならできるのでは・・みたいな流れかと思います。
(実際にはそんなきれいに話が流れるわけではないでしょうけど)
課題の本質や高いレベルの解決策を考え抜くことと、それに対応した技術が生まれてくることが組み合わさって、こういったイノベーションが生まれるのだと思います。良い題材。
続いて、経済産業大臣賞が13件。
株式会社天地人さんの、衛星を使った水道管リスク管理は、たまに報道でも見ますな。「宇宙水道局」というネーミングが素晴らしい!
もともと、同賞を受賞した本多電子株式会社さんの、超音波顕微鏡の話を知りたかったのに、そこまでまだ行きつきません。
ほんと技術の話は面白い。(つづく)

