ファミリービジネス

大手ファームは別にして、特に個人で営業している経営コンサルタントが接する機会が多いのが、「ファミリービジネス」。

DXやGXなど、投資対効果を明確にしづらい部分などでも、地域成長を根拠に、大きな投資判断を迅速に行なったりする魅力もあるし、逆に、経営層と進めていた改革が、創業者一族の一声で方向転換させられちゃうような難しさもあったり。
なので、コンサル冒頭に「スリーサークル」を書いて、その企業の構造を理解したりします。

経産省が「ファミリービジネスのガバナンスの在り方に関する研究会」を進められています。
PwCが調査を受託して結果を公開してくれています。なかなか面白い。
対象は非上場の中堅企業を念頭に置いたもの。3600社ほどあるのだそうです。中堅企業ともなると経済成長にかなり影響しますからね。(中堅以上の)大企業は結構海外で稼いでいたりするので、国内経済や雇用ならこっちかも。

2025年度内にガイドライン等を正式発表するという予定もあったようですが、現時点では「ファミリーガバナンス・ガイダンス(案)」が最新みたい。拘束力もないので、これで進むのでしょう。

1)理念・価値観・ビジョン、2)意思決定の仕組み、3)ファミリーの関与方針、4)所有・経営の承継、5)情報発信、で構成されていました。
診断士の試験にも出そうですな。

コンサルとしてポイントになりそうな部分としては、「パーパス・価値観の明文化・伝達が不十分」「ガバナンスルールの文書化が進んでいない」あたりの課題でしょうか。
承継税制の活用に、こういった点の対応が必須になってくれると、仕事も増えるかもね。期待しませんが。

3/30には経済同友会から、「ファミリービジネスの成長を日本経済の推進力に」という提言書も提出されているようです。こちらは承継税制などをメインにしている感じ。

どちらの内容も営業ネタにはありがたい。

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