暗黙

明日もゴルフ・・という状況に対しての、カミさんに期待する反応じゃありません。(暗黙の了解を期待していますが・・)
ちょいと真面目な話です。

フィジカルAIは、エッジでどこまで判断させられるかがポイントになっています。
この点はまだハードも含めて道半ばといった感じですが、確実に進化しつつあります。
その進化に絡めた話。

フィジカルAIの位置付けを考えてみましょう。
日本の製造現場に置き換えれば、技術部門が設定したマニュアルが(クラウドにある)生成AI。
現場のみなさんが実態に応じて工夫している知恵(属人的な暗黙知・ノウハウ)がエッジのフィジカルAIという見方をしてもよいかもしれませんね。

少し話が遠回りかもしれませんが、現場のみなさんのノウハウは、「さまざまなノイズに対する調整の知識」だと思います。
ノイズは「外乱・内乱・モノのばらつき」ですが、製造現場では「外乱・モノのばらつき」が対象です。
「今日は湿度が高いから・・」「今回の基材はちょっと表面が荒れてるから・・」みたいな状況で、ベテランが経験に基づいて機械の回転数を下げたり、圧力条件を変えたりして、良品を製造する。
そんな知識が日本のモノづくりを支えていたりします。

暗黙知ですからね、「なぜそうするの?」が簡単には伝承できないことが課題でもあり、逆に日本企業の強みだったりしていた訳です。
伝えられないならいろいろな条件を試してみる・・というのが近道にも思うのですが、難しいのはこんな時はこうする、の「こんな時」が簡単には作り出せないということもあったでしょう。
(ワイン作りなどはもっと難しいですよね。1年に1つのノイズの組み合わせしか経験できないから。)

先日のものづくりフェアでも感じたのですが、その様々な条件をバーチャルで作ってシミュレーションするという方法が、かなり進んできた気がします。最近耳にするS2R(Sim to Real)ですな。
これができればひたすら回すだけですからね。

せっかくなので、バーチャルでのシミュレーションをちょっとまとめてもらいました。なるほど。

気になるのは、「日本は製造現場のデータ(ノウハウ)が溢れてるから、フィジカルAIでリードできる」的な考えも、ひたすらシミュレーションされれば、ひっくり返されちゃうんじゃない?」という点。

暗黙知は暗黙知のままがよかったりして・・・。
とりあえずカミさんが黙ってくれていることを望みつつ・・。

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